前回、小論文の克服する方法を紹介してもらったけど、
もっとテクニック的なことを知りたいんだよ!
まぁ落ち着いて。
PREP法を知ってるとそれっぽくなるよ。
それでは今回は、PREP法というテクニックを紹介していきます。
PREP法とは
「PREP法」は、意見や主張をはっきりと伝えるためのコミュニケーション手法です。PREPは「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字を取って名付けられました。
- Point: はっきりとした主張や意見を最初に述べます。
- Reason: その主張や意見を持つ理由を説明します。
- Example: 具体的な例やエビデンスを示し、理由を裏付けます。
- Point: 最後に、初めに述べた主張や意見を再度繰り返します。
これにより、話す内容が整理され、相手にとっても理解しやすくなります。
Point
Pointを書く際には、あなたの主張や意見を簡潔かつ明確に述べることが重要です。以下はPointを書くためのヒントです。
- 明確性: あいまいな表現を避け、具体的な主張をすることが大切です。
- 簡潔性: 長々とした説明は避け、ポイントを一文で表現しましょう。
- 主題の強調: Pointは、あなたのメッセージの核心を捉えるべきです。そのため、主題を強調することが重要です。
例えば、会社の業績を向上させるために自らが取り組んでいることを主題にした場合、Pointを書く例は以下の通りです。
Point: 「私が取り組んでいる顧客関係管理の改善は、会社の業績を大きく向上させる要因となっています。」
このPointは明確で簡潔であり、主題を強調しています。
Reason
Reason(理由)の部分では、あなたのPoint(主張)がなぜ正しいと思うかを説明します。これは、主張の根拠となる論理的な理由です。Reasonを書く際のヒントは以下の通りです。
- 関連性: 理由は、あなたの主張と直接関連していなければなりません。
- 具体性: 抽象的な理由ではなく、具体的な根拠を提供しましょう。
- 明確性: 理由がはっきりとしており、誤解を招かないようにします。
例えば、先程の「顧客関係管理の改善が会社の業績を向上させる」というPointに対するReasonは下記のようになります。
Reason: 「良好な顧客関係はリピートビジネスや口コミによる新規顧客を増やすために不可欠です。」
これは主張と直接関連しており、具体的かつ明確な理由を示しています。
Example
Example(例)の部分では、あなたが述べたReason(理由)を具体的な事例やデータで裏付けます。これにより、あなたの主張が現実的で信頼性があることを示すことができます。Exampleを書く際のヒントは以下の通りです。
- 具体性: 抽象的な表現ではなく、具体的な事例やデータを使用します。
- 関連性: あなたのReasonと直接関連する例を選びます。
- 信頼性: 可能であれば、信頼性のあるソースからの情報を使用します。
以前の「顧客関係管理の改善が会社の業績を向上させる」というPointと「良好な顧客関係はリピートビジネスや口コミによる新規顧客を増やすために不可欠」というReasonに対するExampleは下記のようになります。
Example: 「私が導入した顧客フィードバックシステムにより、顧客満足度が向上し、過去3ヶ月間でリピートビジネスが15%増加しました。」
これは具体的な事例であり、述べた理由を強力に裏付けるものです。
Point
最後のPointでは、話の最初に述べた主張を再度強調し、まとめます。これにより、あなたのメッセージが明確に伝わり、聞き手の記憶に残りやすくなります。最後のPointを書く際のヒントは以下の通りです。
- 簡潔性: 短く、はっきりとした文章で主張を再度表現します。
- 強調: あなたのメッセージの核心を強調し、それが重要であることを示します。
- 結び: あなたの話の結論として、全体をまとめる形で述べます。
以前の「顧客関係管理の改善が会社の業績を向上させる」というテーマに対する最後のPointの例は下記となります。
Point: 「このように、私の顧客関係管理の改善活動は、会社の業績向上に大きく貢献しているのです。」
これは、最初のPointを再度強調し、それが重要であることを示す簡潔なまとめです。
PREP法を用いた例
もちろんです。会社の業績を向上させるために自らが取り組んでいることを主題にした場合、PREP法の例は以下の通りです。
- Point: 私が取り組んでいる顧客関係管理の改善は、会社の業績を大きく向上させる要因となっています。
- Reason: 良好な顧客関係はリピートビジネスや口コミによる新規顧客を増やすために不可欠です。
- Example: 私が導入した顧客フィードバックシステムにより、顧客満足度が向上し、過去3ヶ月間でリピートビジネスが15%増加しました。
- Point (再度): このように、私の顧客関係管理の改善活動は、会社の業績向上に大きく貢献しているのです。
おまけ:やる気を示す
やる気や熱意を示すことは、コミュニケーションにおいて非常に効果的です。特に、プレゼンテーションや議論で他人を納得させたり、影響を及ぼしたりする場合、やる気や情熱があなたの言葉に重みを加えることができます。
PREP法の中で、やる気や熱意はReason(理由)や最後のPoint(結論)の部分で特に強調されるかもしれません。
たとえば、
- Reasonの部分で、「この問題に対する私の解決策には、深くコミットしています。なぜなら…」と言ったり、
- 最後のPointで、「私たちはこの変革に取り組むべきであり、私自身も全力を尽くしています!」などと熱意を表現することができます。
ただし、やる気を表現する際は、適切なバランスが大切であり、過剰にならないよう注意しましょう。あまりにも強く表現しすぎると、聞き手が圧倒されてしまうこともあります。
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