自分は仕事のミスで、様々な失敗をしてきました。
- 不良品をつくってしまった
- メールを誤送信してしまった
- 発注個数を間違えてしまった
こんなことをしてしまった時は、
なんて自分はダメな子なんだ・・・
といつも自分を責めてしまいます。
「そんなときに、どう対処をしたらいいのか」がわかる一冊をご紹介します。
逃げる
大事なことなので、もう一度いいます。
まず、逃げろ!
とんでもない失敗をした時は、全力で逃げるのが正解です。
もちろん、ひき逃げなど人として倫理が問われる場合は例外です。
失敗に向き合うのは、時間が経ち、前向きなエネルギーが貯まってからでいいです。
定時で帰る
メールで「ごめんなさい」と謝るなど、一時的な対応してその場から逃げる。
さすがに無反応のまま立ち去るというのは、
周囲から「あいつは無責任だ!」と思われしまうので、
会社員の立場から難しいでしょう。
寝る
起きてても、自分を責めてしまいます。
気分を紛らわすために、ゲーム、趣味をやるのはアリですが、
自分は、ゲームをやっても操作が雑になったり、趣味でも作業のミスをしがちになるというように
自分の失敗の上に、さらなる失敗をするようになるので、
あえて何もせず、ひたすら寝ます。
気分転換をする
悲しい気分が落ち着いてから、ゲームや趣味をするのはいいです。
また、散歩も有効です。
誰かのせいにしない
自分のせいにしないことは一番大切ですが、失敗を誰かのせいにするのもやめましょう。
例えば、「あいつが助言したせいで、失敗したんだ。」
しかし、それを鵜吞みにして行動したのはあなたです。
厳しいことを言ってしまいますが、残念ながら、失敗したのはあなた自身なのです。
そんなときに役立つ考え方が、「原因自分論」です。
問題に立ち向かう
セルフコンパッション
セルフコンパッション??聞きなれない言葉かもしれません。
セルフコンパッションとは、自分への慈しみを意味し、他者を思いやるように、自分自身のことを大切に思うこと。
わたしも完全に実践できているかと言えば、残念ながらできてません。
というのも、自分自身の考え方を変える必要があるからです。
「今まで自分が考えてきた方法を変えて、新しい考え方を習得する」というのは並大抵のことではありません。
もちろん、拒絶反応も起きます。
徐々に慣れと行けばいいのです。
自分のペースでやればいいのです。
しくみのせいにする
自分の責任にもしない、相手の責任にもしないと言うと、
「じゃあ誰のせいにすればいいの?」
と思うかもしれません。
そんなとき、自分はしくみのせいにしちゃいます。
最初に取り上げた失敗を例に出すと、
失敗 | 対策 |
---|---|
メールを誤送信してしまった | メール送信ボタンを押したのち、1分後に送信する |
発注個数を間違えた | 隣の人や上司が確認したのち、発注する |
1分後にメールを送信すれば、その間に内容を見直すことができます。
ちなみに、この設定はOulookなどメールソフトから設定できちゃいます。
また発注個数を間違えた件は、自分で何度も何度も見直すという対策では自分でミスを発見しづらいです。
というのも、自分では合ってる、間違ってないのが前提で、チェックしがちになります。
失敗を恐れない
本書で言いたいのは、「失敗を恐れない」ことです。
誰しも失敗を恐れて、やがて行動しなくなります。
それではダメということです。
ナイフを使う授業がなくなる
例えば、こんな事例が紹介されます。
「ナイフを使って、指など切って怪我したらたいへんだから」と、
出典元:やらかした時にどうするか
ナイフを使う授業がなくなり、現在は子どもたちがナイフを使う機会がほとんどなくなってしまった。
ナイフを使った授業がなくなった結果、子どもたちがナイフで手を切る事故もなくなり、
一見、安全な生活が保証されたようにみえる。
しかしこれは、今の子どもたちから「ナイフで手を切るという小さな失敗を経験する機会」を奪ってしまったともいえる。
つまり、1つ行動しなくなるというのは、1つ機会が失われたということです。
競馬(ギャンブル)を例えにするのは適当ではないかもしれませんが、
「単勝万馬券を当てる」ように、1つに100万円賭けるのではなく、
3頭にそれぞれ30万円賭けるようにしたり、
1頭に賭けるにしても、1000円までに抑える、
など外れても痛みを最小限にすることが大切です。
なお、著者は競馬を勧めていません。
大きな失敗をしないように、小さな失敗をいくつも経験することが大切です。
失敗を忘れる
1つ1つの失敗を覚えているといつかはパンクしてしまいます。
あれはダメ、これはダメとなると人間は生きづらくなります。
そんなときは、忘れるのもアリです。
自分に合ったやり方を見つける
考え方は十人十色。
いま紹介したのがすべてではないし、正解でもありません。
また、今後も良い方法が見つかるかもしれません。
この記事をキッカケに、「へぇ~そんな考え方もあるんだ。」ぐらいに思っていただいて構いません。
常に新しい考え方に触れ、自分に合ったやり方にアレンジしてみるのはどうでしょうか?
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