投資したお金はどうやって使うの?
いい質問だね。
少し気が早いけど、今から知っていて損はないよ。
今回は、インデックス投資の出口戦略について考えてみるよ。
インデックス投資の出口戦略とは
まずインデックス投資っていうのは、大きな市場にあるたくさんの会社の株を全部一緒に買うようなものだよ。それを長い時間持っていると、だいたいの場合、そのお金は増えていくんだ。
でも、そのお金をどう使うか、またはいつ使い始めるかを決めるのが「出口戦略」なんだ。
つまり、投資の出口戦略っていうのは、お金をどのタイミングで取り出すか、どれだけ取り出すかを決める計画のことだよ。
例えば、君がお年玉で1000円を手に入れて、それを銀行に預けておこうと思ったとしよう。それから何年か経って、そのお金が増えて1500円になったとするね。
その1500円を全部一度に使ってしまうのか、それとも毎年少しずつ使うのかを決めるのが「出口戦略」なんだ。全部一度に使ってしまえば、すぐにお金はなくなるけど、一度にたくさんの物が買えるよ。でも、毎年少しずつ使うと、長くそのお金を楽しむことができるよ。
次に、いろいろな出口戦略を紹介するよ。
少し難しいから、こんな方法があるんだ!ぐらいの認識で十分だよ。
- 目標達成
- これは、例えば「お年玉で1000円貰ったら、おもちゃを買う!」って決めるのと同じで、お金がある程度増えたら、それを使って何かを買う、あるいは他の投資に移す計画だよ。
- 退職
- 大人たちは仕事をやめても生活できるように、お金を貯めておくんだ。退職したら、その貯めたお金を少しずつ使っていくのが普通だよ。
- 長期投資戦略の変更
- これは、長い時間で見て自分の計画や状況が変わったら、その都度、お金をどう使うか考え直すことだよ。
- リバランス
- これは、色んなお店からお菓子を選んで買うみたいなもので、いろんな種類の投資をバランスよく持つことだよ。時々、そのバランスを見直して、いくつか売ったり、新しく買ったりするんだ。
投資の世界では、ゆっくりと長い時間をかけてお金を増やすことが一番大切だって、大人たちは言うよ。だから、一気に全部使わずに、ちょっとずつ使っていくのがいいんだって。
でも、自分の状況によっては、もっと早く使いたい、またはもっと長く使いたいと考えるかもしれないから、自分に合った出口戦略を見つけることが大切だよ。
有名な出口戦略の1つ”4%ルール”とは
出口戦略は先ほど紹介した通りだけど、どれがいいかわからないよね。
そこで、ここでは有名な出口戦略の1つ”4%ルール”を紹介していくよ。
これは優秀な研究者3人が発表したことから「トリニティ・スタディ」と呼ばれるよ。
分かりやすく言うと、トリニティ大学の研究者3人が発表した論文(スタディ)が由来だよ。
この研究は、退職後(つまりもう仕事でお金を稼ぐことがない時)に、どれくらいのお金を安全に使えるかを調べたものなんだ。
この研究から「4%のルール」っていうものが出てきたよ。これは、自分が持っているお金の4%を毎年使っていけば、30年間でお金がなくなることはほとんどない、というルールだよ。
もちろん、現金しか持ってない場合、25年で所持金ゼロ円になってしまうの。
だから、インデックス投資や債券などに預けたまま、毎年4%のお金を使っていけば30年間でお金がほとんどなくならないよ。
ただ、これらのルールも全部を鵜呑みにするのではなく、キミたちの状況によって変わることもあるから、大人のアドバイスも聞くことも大切だよ。
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