この言葉は、魔法の言葉です。
この魔法の言葉で、”さらぱん”は何度騙されたことか。
10年以上会社員として働いてきて、様々な状況に遭遇してきました。
そんな中で一番使われていたのが「環境(状況)が変わった」です。
言いだしっぺの本人が責任を逃れるため、外的要因のせいにするのです。
逆に、あなたが使うことができれば、自責の念が少しでも和らぎます。
一度、習得できれば幅広い活用ができます。
あとで事例を紹介しますね。
「環境が変わった」という本当の意味
会社は激しい社会状況の中、生き抜くしかありません。
例えば、リーマンショック、東日本大地震、新型コロナウィルス蔓延など予期せぬ事態が次々に起こっていきます。
そんな中、今までの営業では赤字を拡大し会社を存続させていくには難しくなります。
そこで、黒字へ転換するために新たな営業方法、新たな事業へとチャレンジしなければなりません。
つまり、今までの仕事のやり方を捨てて、新しい仕事のやり方へと変化させるのです。
そして、会社の経営者、管理職がよく使う言葉が「環境(状況)が変わった」になります。
我々社員は、この言葉「 環境(状況)が変わった 」を聞いたら、今までのことはなかったこと(ゼロベース)になると解釈してください。
このとき大抵事態は、良い方向から悪い方向へと潮目が変わっています。
では、さっそく事例を紹介していきます!
事例1 設備を購入できない
昨年度にすでに予算を確保できる状態。。あとは、執行するのみ。。。
私「昨年度に予算にあがってる設備Aを購入したいのですが。。。」
上司「えっ、無理だよ。環境が変わったんだよ!!」
私「。。。」
こういわれたら諦めるしかありません。
きっと会社の財務状況が悪くなったのでしょう。
社会の環境が変化したら、前もって購入できるか検討してみましょう!
事例2 昇進できない
昨年の忘年会にて、
上司「来年から主任に昇進だな」
わたし(やったー)と心の中で叫ぶ
年を越し、新年会にて、
上司「今年から、B君に主任をお願いした」
わたし(なんで・・・)
わたし「私、主任じゃないんですか?」
上司「環境が変わったんだよ」
上司はきっとあなたに主任をお願いしたかったのですが、周りの管理職がB君を薦めしたため、最終的にB君になってしまったのです。
辞令がでるまでは安心できません。
それまでは、噂レベルだと思ってるぐらいがちょうどいいのです。
事例3 プロジェクト凍結
プロジェクトXに所属しているあなた。いつもどおり会社に出勤します。
上司「いまから会議室に集まってくれ!」
わたし(なんだろう)
全員集合する
上司「今日でプロジェクトXを解散する。環境が変わった」
上司は、上司だけの判断では決められません。
というのは上司はプロジェクトを完遂させるのが役割であって、自ら解散することはまずありません。
上司以上の役職者もしくは社長の決定があったに違いありません。
上司本人は解散理由に納得がいっていない場合もしくは理由を明かせない場合、「環境が変わった」というのです。
(まとめ)便利に使える「環境が変わった」
いま、3つの事例を紹介しましたが、様々な背景によって「環境(状況)が変わった」と理由が使えるのです。
あなたも理由に困った場合、「環境 (状況) が変わった」という魔法を唱えてみましょう!