女性
最近、飲食店での値段が下がって嬉しいです。
それはデフレだね
今回は、「デフレ」について小学生でもわかるように説明するよ。
デフレとは
「デフレ」はインフレの逆の現象で、商品やサービスの一般的な価格が全体的に下がっていく状況を指します。たとえば、今日は100円のアイスクリームが、数ヶ月後には80円になっていたら、その間にデフレが起こったと言えます。
小学生にもわかりやすく説明すると、お小遣いが1週間に1000円だとします。それで、いつものお菓子やコミック本やおもちゃを買っていました。でもある日、お店に行くと、それらのものの値段が全部下がっていて、同じ1000円でも以前よりたくさんのものが買えるようになったとき、それがデフレです。つまり、物価が下がると、同じお小遣いでももっとたくさんのものが買えるようになります。
しかし、デフレが進むと経済全体が停滞してしまうことがあります。それは、価格が下がると、人々が「もっと価格が下がるかもしれないから」と買い物を控えるようになるからです。そして、その結果、企業の売り上げが減り、新しい商品を作るための投資や新しい雇用を控えるようになるかもしれません。これが続くと、経済全体が萎縮してしまいます。
デフレの要因とは
「デフレ」が起きる理由はいくつかあります。
- みんなが買い物をしなくなる
- みんながお金を使うのを止めたり、会社が新しいことを始めるのをやめたりすると、需要(みんながほしいと思っている量)が減ります。その結果、店は物を売るために値段を下げざるを得なくなります。
- 売る物がたくさんある
- 物がたくさん作られて、市場にたくさん出回ると、売る物が買い手よりも多くなります。それで、売り切るために店は値段を下げます。
- お金のルールが変わる
- 中央銀行や政府がお金のルールを変えると、それもデフレの原因になります。例えば、中央銀行が「お金を借りるのがもっと難しくなるよ」と決めたら、お金を借りて何かをする人が減って、物の値段が下がることがあります。
- 新しい技術が出てくる
- 新しい技術が出てきて、物を作るのがもっと安くなると、その物の値段も下がります。
- 人が減る
- 長い時間を見ると、人口が減ると物の値段が下がることがあります。特にお年寄りが多い国では、買い物をする人が少なくなると、物の値段が下がる可能性があります。
これらの理由で物の値段が下がりすぎると、経済が停滞してしまうことがあります。だから、中央銀行や政府は、デフレが進まないようにいろいろな対策をします。
コメント